現在、6年生の社会科では「鎌倉時代」の学習が真っ只中です。京都や奈良を中心とした、きらびやかな「貴族の時代」から、いよいよ武士が政治の主役に躍り出る「武士の時代」へ。歴史が大きく動いたその舞台である神奈川県鎌倉市へ、6年生が社会科見学に行ってきました。
今回の社会科見学を実りあるものにするため、子どもたちは何週間も前から準備を重ねてきました。
班ごとに分かれ、「どのお寺を訪れたいか」「見学にどれくらいの時間がかかるか」「チェックポイントには何時までに着かなければならないか」を自分たちで徹底的に話し合いました。道順を調べ、班のルールを決め、手作りの「旅のしおり」を完成させました。班別行動の中で、子どもたちは鎌倉を代表する数々の歴史的スポットを巡りました。
臨済宗の格式高い寺院である「円覚寺」では、とても嬉しい驚きと温かい再会が待っていました。 なんと、本校イマージョンクラスの卒業生が、現在ここ円覚寺でお坊さん(僧侶)としてお勤めをされているのです。見学を始める前に、私たちのところへ挨拶に来てくれました。
大先輩であるお坊さんから、円覚寺の歴史や鎌倉時代の禅の心について分かりやすく丁寧にお話をしていただき、子どもたちは大先輩の立派な姿に憧れの眼差しを向けながら、真剣に耳を傾けていました。自分たちの学校の繋がりが、こうして歴史ある鎌倉の地で生きていることを実感できた、忘れられない特別なひとときとなりました。
同じく格式高い禅寺である「建長寺」では、荘厳な建築や静謐な空気に触れ、武士たちの心の拠り所となった「禅の文化」をさらに肌で感じました。
また、初代将軍・源頼朝の墓前では、静かに手を合わせ、この地に幕府を開いたパイオニアの偉大さに想いを馳せました。
そして、班活動のゴール地点の「鶴岡八幡宮」。 大石段の前に立った子どもたちは、歴史の教科書を開くかのように上を見上げていました。 「ここで、3代将軍の源実朝が、公暁によって暗殺されたんだよね」 「この階段の13段目のあたりだったのかな……」 静まり返る境内で、かつてこの場所で繰り広げられた激動の人間ドラマを想像し、歴史の重みをしみじみと感じ取っている様子がとても印象的でした。
自分たちで立てた計画をもとに、時間を確認し合い、協力して鎌倉の街を巡りきった6年生。 見学を終えた子どもたちの表情には、やり遂げたという大きな自信と、本物の歴史に触れた興奮が満ちあふれていました。
ただ知識を暗記するだけでなく、現地で「本物」を見ることで、これからの歴史学習がさらに深く、面白いものになっていくはずです。自分たちの手で最高の一日をつくりあげた6年生の、今後の成長がますます楽しみになる素晴らしい社会科見学となりました。
執筆:ブログ担当児玉

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