「1つの点から長さが
同じになるように描いた丸い形」
この円の概念をつかむために
子どもたちは
様々な活動を行いました
5㎝×10㎝長方形の段ボールの端にさした
割り箸を円の中心として
段ボールを回して地面に円を描きました
子どもたちは道具をもらうと
校庭の好きな場所に走っていき
座り込んで段ボールを回し始めました
あっできた!
かんたん!
次々に声があがります
黙々と1つ描いたら
その隣にもう1つ・・・
どんどん円を描いていく
子どもの様子が見られました
しばらくすると
周りの友だちが描いた円が
気になり始めました
他の子どもは
どんな円を描いているのか
どのように描いているのか
友だちがやっている様子を観察し
さらに美しい円を描こうと
探究がはじまりました
次の授業では
直線だけで円を描こう
と投げかけました
子どもたちは
えー!?無理だよ!
と言いながら
半信半疑で活動を始めます
まず円の中心を自分で決め
そこから5㎝の直線を引きます
1本ひいたら2本目 3本目と
どんどん増やしていきます
はじめは
ただ線を引いている
子どもたちでしたが
突然
子どもの1人が
あっ、円が見えてきた!
と声をあげました
直線が増えていくにつれて
円がだんだん見えてくる
子どもが増えていきました
教室の雰囲気が
不安から
驚きや感動に
変わっていく瞬間でした
このように
オープンプランの算数では
試行錯誤を
繰り返しながら
自分たちで
物事の概念をつかむ経験
を積み重ねていきます
を積み重ねていきます
このような経験を
積み重ねた子どもたちは
自分で学び方の道筋を
考える子どもに成長します