雨の心配を吹き飛ばした子どもたちの熱意。グラウンドには朝から、心地よい緊張感と熱気が満ちあふれていました。
本校の運動会は、朝から昼過ぎまで一日をかけて行う盛りだくさんなプログラムが特徴です。一人ひとりの個性を大切にしている本校において、この運動会は「運動が得意な子がその才能や努力を存分に発揮して最高に輝くことができる場」であると同時に、応援で声を枯らす子、係活動で運営を支える子、一人ひとりが自分の全力を出し切る「子どもたち全員がそれぞれの場所で主役になれる場」でもあります。
結果は「白組の優勝」という形で幕を閉じましたが、赤組、白組の両チームともに、一歩も引かない正々堂々とした戦いを見せてくれました。最後まであきらめずにグラウンドを駆け抜けたすべての子どもたちに、大きな拍手を送りたいと思います。
この数週間、朝休みも昼休みも練習に捧げてきた応援団のリーダーたち。 本番のグラウンドで見せた彼らの姿は、まさに学校を引っ張る頼もしいリーダーそのものでした。
ただ大声を出すだけでなく、下級生たちが迷わずついてこられるように何度も手拍子を教え、励まし、本番では地鳴りのような熱気でグラウンド全体を包み込みました。自分たちの力で壁を乗り越え、ひとつのチームを作り上げたリーダーたちの表情には、大きな自信と確かな成長が満ちあふれていました。リーダーたちのがんばりが、全校児童一人ひとりの「全力」を引き出す大きな原動力となっていました。
低学年から高学年まで、それぞれの個性が光る競技が目白押しの一日となりました。
【1・2年生】可愛らしさとチームワーク
低学年の競技では、一生懸命にカゴをめがけてボールを投げ入れる「チェッコリ玉入れ」と、二人で息を合わせて大きなだるまを運ぶ「だるま運び」が行われました。小さな体で一生懸命に、かつルールを守って全力で取り組む姿に、観客席からは温かい拍手と声援が送られました。
【3・4年生】息を合わせたスピード勝負
中学年では、長いさおを全員で息を合わせてコントロールする「さおリレー」と、ファミリーの絆をバトンで繋ぐ「ファミリー対抗リレー」が行われました。コーナーを上手に回る技術や、次の走者へスムーズにバトンを繋ぐ姿に、この1年の大きな成長を感じました。
【5・6年生】力強さと高学年の意地
高学年は、力強さと綿密な戦略が勝敗を分ける「5色綱引き」と、最高学年としての誇りをかけた「ファミリー対抗リレー」に挑みました。綱を引き合う引き締まった表情、リレーでのスピード感あふれる激走は、さすが本校を代表するランナーたち。運動が得意な子たちがその持てる力を100%発揮してピッチを駆け抜ける姿は、全校児童の憧れの的であり、同時にチームのために一歩も引かずに走り切る全員の姿が、見る人の胸を熱くさせました。
勝敗の先にある「心の成長」
閉会式。優勝旗が手渡された瞬間、白組からは割れんばかりの歓声が上がりました。一方で、あと一歩届かなかった赤組の選手たちの目には、悔し涙が光っていました。
しかし、全力を尽くしたからこそ流せる涙です。お互いの健闘を称え合い、最後には大きな拍手を送り合う子どもたちの姿に、勝敗を越えた「本物の強さと優しさ」を見ることができました。誰一人が欠けても、そして誰一人が手を抜いても、この素晴らしい盛りだくさんの一日は完成しませんでした。一人ひとりが自分のベストを尽くし、お互いを支え合ったからこそ、誰もが主役として輝く一日となりました。
最後になりますが、朝早くから温かいご声援を送り、子どもたちの一生懸命な姿を一番近くで見守り、支えてくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
これからも、輝く子どもたちの挑戦と成長を、学校全体で応援してまいります。

