2025年9月4日(木)〜 6(土)にかけて
ポートメッセなごやで行われた
公益社団法人 日本動物学会 第96回 名古屋大会
高校生ポスター発表の部において
5年イマージョンクラス 水谷天音さんが
【「駿河湾探求Kids&Youth」 による駿河湾の海洋生物への温暖化の影響を探る 】と題し、
高専生、中学生から構成される発表者の一人として
【ミズウオとカガミダイの調査】発表をしました。
調査のキッカケは、淡島付近で家族で釣りをしていた時に
深海魚のミズウオを釣りあげた事だそうです。
ミズウオは、そのなんでも食べてしまう性質から、
胃内容物を通し、
長年、プラスチックごみや海洋汚染調査が
東海大学で研究されていることで知られている魚です。
そこで、天音さんは
20年前の研究データと、
20年前のデータを調べたところ、
なんと約7割のミズウオがプラスチックごみを食べてしまっていま
天音さんの釣ったミズウオの胃の中からはプラスチックごみは見つ
代わりに胃の中から出てきたのは
4cm から 9cmまで様々な大きさの
4匹 のカガミダイの幼魚 でした。
※カガミダイは、幼魚時代は浅瀬で生息しますが、
成長するにつれ深海に移動する深海魚です。
また、 最近の調査データを調べてみると、
1. プラスチックごみを食べてしまっているミズウオが減っていること
(近年では、以前ほど見つからないそうです)
2. 最近のミズウオは 20年前と比べ、カガミダイを 約5倍も 食べていること
また、カガミダイの漁獲量は
なんと以前の12倍にも
増加している、という事がわかったそうです。
以上のことから、
幼魚の時に あたたかい水温を好む カガミダイの数が 増加しており、
このことは、 温暖化の指標となりうるのではないか。という内容を提案、
また、天音さんは
現在、一般社団法人海洋文化・研究拠点化推進協議会主催
日本財団海と日本プロジェクト共催