2016年7月10日日曜日

オープンプラン3年生 算数「1万より大きな数」

3年生の算数では
「1万より大きな数」を
学習します。

ここでは
10000は1000が10こ
(1万円は1000円札が10枚) 
だとわかっても

23000は1000がいくつ?
23000は100がいくつ?

と聞かれると?になってしまう
子どもが多いのです。

 オープンプランでは
教科書やテキストを見て
学習するだけでなく
まず自分たちで具体物を使って
実際にその数を作ってみて
考える活動を行いました。

そこで1万より大きな数を
実際に数えるためには
子どもが自由につかえる
広いスペースが必要です。
そのために教室ではなく
学習センターAで活動を行いました。

さらに1万以上の数があるものとして
学校にある「おはじき」と
「コピー用紙」を用意しました。
そしてクラス全員で協力して数えました。

はじめは、子どもたちは自分が思うままに
おはじきやコピー用紙を
個々に床の上に並べて数えていました。
しかし、活動が進むにつれて

「数えるために10の塊ずつカップに入れていこう!」
1000の塊を作れば数えやすい!」

などというアイディアが子どもたちから
次々にとび出してきました。
そのアイデアをみんなで共有し
協力して調べました。
そして、結果をノートに記録しました。

こういった経験をたっぷりと積んだ後

23000は1000の塊が23こ
23000は100の束が230束になる

といった数の合成・分解への理解を
さらに深める学習を行っていきます。

このように
オープンプランの算数では

子供たちに活動にあった活動場所を選びます
自分たちで実際に作ってみます(数えてみます)
具体物をつかって自由にのびのびと考えます
具体物によって豊かなイメージを持ちます
友だちと意見を出し合いながら学び合います

これがオープンプランの教師が
大切にしていることです。