6年生の算数では
「分数のかけ算・わり算」
を学習します。
その中で、次の問いが出てきます。
○/○は、□/□の何倍ですか?
ここでは
3/4は、1/2の何倍か
を考えました。
子どもたちは、3/4÷1/2の
計算の仕方を学習済みだったので
1と1/2倍という答えは求められます。
しかしこれで、分数における
「何倍」の本当の意味を分かった
と言えるでしょうか?
1/2の1と1/2倍ってどういうこと?
本当に1と1/2倍になっているの?
こういった疑問を
子どもたちが持ち始め
「あ、本当だ!!」
と納得できたとき
きちんとした理解に
つながるものと思います。
そこで
子どもたちは、箱に入っている
分数の中から2つを選択し
○/○は、△と□/□の何倍なのか
ということを扇形の紙を
使って考えていきました。
扇形を切ったり
重ねたりする活動を通して
試行錯誤を重ね
計算で求めた□倍を
理解していきました。
2つの分数を選択し
自分で調べる課題を
設定していたので
授業の最後の方には
「先生、こんなことをしてもいいですか?」
という質問をしてくる子がいました。
1/3と1/6を足して、5/6を比べるということです。
これは私たち教師にはなかった
素晴らしい発想でした。
子どもたちが
授業で発見したことを生かし
教師の想像を超えて
こんなこと やってみたい!
あれも やってみよう!
と思ってもらえる
そんな授業を
いつも考えていきたいと
オープンプランの教師は
思っています。