2025年7月17日木曜日

7月17日 5Rほし組 服の力プロジェクト 特別講座

 「今から突然『右利きであることは罪である』という法律ができたらどう思う?」


ユニクロ・GUからお越しいただいた特別講師の方にお越しいただきお話いただいた、

『届けよう 服の力プロジェクト 特別講座』。


この特別授業は、上記のような投げかけから始まりました。


そんな法律ができたら、国から逃げるしかない。

そのように国を追われた人たちのことを『難民』と呼ぶ。

まずはそのようなことを、教えていただきました。




しかし、この平和な日本に住んでいる子どもたちにとって、

難民問題を自分ごととして考えることはなかなか難しい。


そこで体験グループワークも組み込みながら、

お話していただきました。


行った体験は、

『難民体験ワーク』。

急に難民になり、国を出なくてはならなくなってしまった。

そんな時に、どの荷物を持ち出すか。

荷物をじっくり選ぶ時間はない。

目の前の7つのアイテムがあるが、全ては持ち出せない。

最も必要なアイデムを話し合い、優先順位をつけよう。


こんなグループワークです。

子供達は

「何を持っていけば良いのかわからない!」

「スマホ持っていけば安心だよ!」

「でも、電波がないかもしれないよ。」

「食料はなくても2週間くらいは過ごせるけど、水がないと生きられないよ。」


などと、話し合いは大いに白熱。



体験ワークを通して、少し自分ごとになってきたような様子でした。

そのあとは発表。

それぞれのグループで話し合った内容を、全体で共有していきました。



この体験ワークのまとめとして、

服が命を守るためにいかに大切か。

自分たちの心を守るためにも、所属を表す服がいかに大切か。

そんなお話を伺いました。


そのあとは、ユニクロに寄付された1枚の服。

それを追いかけ、どこの誰に運ばれ、どのように役立つのか。

そんなことがわかる動画を視聴しました。


そしていよいよ、服の力プロジェクトについてのメインの話題。

服の回収、寄付の方法についてのお話を伺いました。


実は本校がこのプロジェクトに関わることは、もう3年目。

本校では、このプロジェクトを通して、

ここまでたくさんの子ども服を寄付していきました。


実際に服を集めて寄付する際に気をつけなくてはならないこと。

寄付する際のルール、集める方法にはどんなものがあるのか。

集めた服をどのように分別していくか。

そんなことをお話のまとめとして、確認していただきました。


2学期から本格スタートする、

『届けよう、服のチカラ プロジェクト』。

本校の子どもたちにとっても、

難民の子どもたちにとっても、

意味ある活動になるよう、

頑張っていければ、と思っております。


企画・運営:中原 悟 教頭

執筆:多田 真志(5R)